|
以下、江戸後期の物価と照らし合わせて、 金1両=金4分(ぶ)=金16朱=約20万円 銀1匁=銀10分(ふん)=約3000円 銭1文=約30円 と考えました。 「分」の字にはご注意。 金のときは「ぶ」と呼び、銀のときは「ふん」と呼びます。 金1分は5万円、銀1分は300円相当です。 紛らわしいので、金のときは「歩」、銀のときは「分ん」とか「ト」と書くことがあります。 |
●小 判 (20万円)
吉原は当時の男の遊び場。やっと工面した一分金1枚で遊びに行こうとしています。 吉原中級の遊女の値段は丁度金1分が相場。余裕は全く無く、楽しみと心細さが半ばしています。
小人島鳥居の額に一歩銀 [柳多留.164]
文銭の裏は
そこが江戸水一はいを波でのみ [柳多留.70]
●仙台通宝 (一応1枚1文で30円)
●天保通宝 百文銭 (3000円)