フランスに最初にコインをもたらしたのは、ギリシャ人です。 ギリシャ人は、地中海沿岸に植民都市を作りました。 マッシリア(現マルセーユ)や、ニケーア(現ニース)が代表的な都市です。 それらの都市で、ギリシャ本国のコインを見習ったコインを発行しました。
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マッシリア(現マルセーユ)のオボル銀貨 (紀元前4世紀) 11.6mm 0.5g | テクトサゲース族のドラクマ銀貨 西南フランスのウォルカエにて発行 (紀元前1世紀) 15.2mm 2.8g | ガリア皇帝ポスツゥムスのアントニニアヌス銀貨 リヨンにて発行 260~269年 21~23mm 3.9g |
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943~996年 表はギリシャ十字架と、周りにRICHALD。 裏は教会の図と、周りにROTOMAGVS(首都ルーアンの古名) 20~21mm 1.0g | 1226~1270年 表はギリシャ十字架と、周りにLVDOVICS REX。 裏は城門の図と、周りにTVRONIS CIVI 19mm 0.9g |
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1285~1308年 25.3mm 3.2g | 1591年 28.5mm 9.4g |
(・・・・・・は1180年におけるフランスとドイツの国境)
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①アキテーヌ公 | ②アルル大司教 ③アルトワ伯 ④アヴィニョン教皇領 ⑤バール公 ⑥ベアルン伯 ⑦ブサンソン(スペイン王領) ⑧ブイヨン公 ⑨ブルターニュ公 ⑩ブルゴーニュ公 ⑪カンブレー大司教 ⑫ドール(スペイン王領)
⑬ドンブ公 | ⑭エヴルー伯 ⑯ローレーヌ公 ⑰メス自由市 ⑲モンペリエ男 ⑳ナヴァル王 ㉑オランジェ公 ㉒プロバンス伯 ㉓ルテル伯 ㉔ストラスブール自由市 ㉕ヴェルダン司教 | ||
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1588年 27.7mm 8.9g | 1622年 23.6mm 1.9g |
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1701年 25.2mm 6.4g | 1763年 21.0mm 2.8g |
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1785年 28.1mm 11.2g | 1784年 41.3mm 29.0g |
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1811年 26.0mm 12.8g | 1824年 37.4mm 24.8g |
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パリ、地下鉄ポンヌフ駅のホームにて (「貨幣博物館」の最寄駅;2007年8月) |